FAQ
よくある質問

タイルとはどのようなものですか。
タイルとは建物の壁や床を覆う陶磁器製(セラミック)の薄板の建築材料、仕上げ材です。
セラミックでないものには、ウッドタイル、メタルタイル、コルクタイルなどがありますが、
日本では一般的にタイルといえばセラミックタイルを指しますので、丸万のHPでは単にタイルと表現しています。

セラミックタイル: JIS規格 A5209:2014による定義「主に壁・床の装飾又は保護のための仕上げ材料として用いられる、粘土又はその他の無機質原料を成形し、高温で焼成した、厚さ40mm未満の板状の不燃材料。」

モザイクタイルとは⇒表面積が50平方センチメートル(50㎝²)以下の平もののタイルのことです。通常、複数のタイルを並べて連結したユニット(シート)の状態で販売されています。
丸万にもモザイクタイルが多数あります。

どのような特徴があるのか教えてください。
タイルは仕上げ材の中で最も奥の深い材料の一つであると言えます。

  • 抜群の耐久性を持ち、耐熱性・耐火性・防水性に優れています。
  • 半永久的に質的に変化しないため、自然環境に対しても劣化せず、それゆえに建物の外部、内部を保護することができる優れた建材です。
  • 酸やアルカリなどの薬品に対してもとても変質しにくい*という特徴もあります。
  • 建物の機能性を高め、組み合わせが多用で豊かな表現ができるという点で意匠性も高く、高級感も演出できます。
  • 摩耗しづらく、清掃も楽であるためにメンテナンスが容易です。 私たちは、地元多治見で生産されるタイルは最強の建材であると誇りを持っています。 タイルの中でなく、表面のうわぐすり(釉薬)には変質するものもありますので、事前にご確認ください。

*「酸やアルカリなどの薬品に対してとても変質しにくい」 ① 耐久性に優れ、自然環境に対して劣化・変色・変質がほぼない ② 化学的安定性があり、酸やアルカリなど薬品に対してとても変質しにくい ③ 物理的安定性があり、耐熱性・耐火性・防水性に優れている ④ 耐摩耗性・清掃性に優れており、メンテナンスが容易である ⑤ 様々な風合いや色彩、形、材質感が表現できる豊かな意匠性を持っている ⑥ 世界中で愛されている素材。統計だけでも、毎年数十億平米が生産されています。 ※ちなみに、日本では1人あたり年間0.5平米の利用に対して、アメリカでは1.05平米となっております。 ⑦ 環境ホルモンはまったく発生しません。 このほかにも、お部屋の湿度を調節するタイルやセルフクリーニングタイルなど、機能性を兼ね備えたタイルも開発されています。 引用: 一般社団法人全国タイル業協会/全国タイル工業組合 HP 「よくある質問」タイル基礎編

タイルにはどのような種類がありますか。

素地による分類

磁器質、せっき質、陶器質と3種類あります。

  • 磁器質:最も焼成温度が高く(1,250℃~1,300℃程度)、焼きしまっているため硬質で耐久性も高く、吸水性が最も低い。内装、外装、床にも壁にも、プール内にも使えます。
    寒冷地の外装でも安心して使えます。
    素地は透明性があり、緻密で硬く、打てば金属製の清音を発します。
  • せっき質:磁器質タイルと同等の強度ですが、磁器質よりは低めの温度で焼成され(1,200℃程度)、磁器質に比べると吸水性があり、柔らかい感じがあります。
    内装、外装の壁や床に使えますが、プールや浴槽にはお勧めできません。
    素地には磁器質のような透明性はありませんが、焼き締まっています。 土物タイルはこの区分に入ります。
  • 陶器質:磁器質やせっき質より低い温度(1,000℃~1,200℃程度)で焼成され、多孔質で吸水性が高く、強度が劣るためほとんどが内装の壁に使われます。国産のタイルではあまり見られません。
    叩くと濁音を発します。

吸水率による分類

I類、II類、III類と3種類あります。

  • 【Ⅰ類】:吸水率3.0%以下のタイルです。石英や長石などを高温の約1,250℃前後で焼いたもの。
    吸水性が低く、耐久性も高い。汚れも付きにくいので外装や水回りの壁、床などに用いられます。
  • 【Ⅱ類】:吸水率10%以下のタイル。粘土・長石などを約1,200℃前後で焼いたもの。
    磁器質タイルと同等の強度ですが、磁器質に比べると吸水性があります。
    素朴な雰囲気を醸し出し柔らかい感じが特徴のタイルです。
  • 【Ⅲ類】:吸水率50%以下のタイル。陶土や石灰などを約1,000℃前後で焼いたもの。
    素地は多孔質で吸水性が高い為、通常は施釉をして使用。強度も低いため、内装用として用いられます。

製造方法による分類

乾式と湿式の2種類あります。

  • 乾式タイル/プレス成形:含水率の低い、パウダーのような顆粒状の原料を、高圧プレス機で成形します。
    丸万のタイルは本日現在ほとんどがプレス成形品です。
    JIS規格ではBの記号で表示されます。
    製品の材質欄に「BI類」とあれば、このタイルはB=プレス成形 された I 類=吸水率3%以下 を意味します。
  • 湿式タイル/押し出し成形:含水率の高い粘土のような原料を押出成形機によって板状に押し出してから、所定の形状・寸法に切断します。
    JIS規格ではAの記号で表示されます。
    また、全国でも生産数は大変少ないのですが、泥しょうを石膏型に流し込んで成形する鋳込み成形があります。

釉薬(うわぐすり)の有無による分類

施釉と無釉の2種類あります。
タイルの表面に釉薬(うわぐすり)が施されているものを「施釉タイル」、釉薬の施されていないものを「無釉タイル」といいます。
施釉により様々な色やツヤを表現することができます。釉薬はタイルの表面にガラス層を作るようなものなので、汚れを防ぐ効果もあります。
無釉タイルには、陶土そのものの持つ温かみがあり、中も外も陶土の色であるためタイルが欠けてもその部分が目立ちにくいという利点があります。
丸万のタイルは本日現在ほとんどが施釉タイルですが、ホームメードシリーズのように表面に無釉と施釉の両方が出ているタイルもあります。

製品の「材質」欄にある「耐凍害」とはどのようなことですか。
「耐凍害」とは、非常に簡単に言えばそのタイルが寒冷地*でも使用可能なことを意味します。
凍害とは、タイルへ侵入した水分が氷点下で凍結してタイルが膨張し、暖かくなると水分が溶けて冬季にまた凍結してタイルが膨張、
というサイクルを繰り返すことでタイルが破壊される現象です。
丸万では製品を発売する前にJIS規格に基づく試験を行い、耐凍害性ありと合格したタイルに「耐凍害」と記載しています。

寒冷地*
日本では一般的に、積雪期間が年間90日以上、年平均気温が10℃以下の地域で、北海道、東北、北陸など北緯37度以北および高冷地が寒冷地になります。

タイルはどのように選べばよいですか。

用途

デザインや見た目は大切ですが、使用場所つまり用途に適したタイルを選択することが重要です。
床か壁か、建物の内か外か、寒冷地であるかそうでないか、など、
各製品に記載されている用途ならびに材質をよくご確認ください。
「用途」については下記の通りです。

  • 屋内壁 ビル・住宅等の屋内壁部(浴室壁・キッチンバック・トイレ壁・店舗壁等、使用高さが比較的低い壁部。天井部は別途相談)
  • 屋内床 ビル・住宅等の水漏れがない屋内床部。(キッチン床・室内トイレ床・室内店舗床等、土足やスリッパで歩くところで水漏れがない床部。)
  • 浴室壁 住宅等の浴室壁部
  • 浴室床 住宅等の浴室床部。(大浴場・プールサイド等の公共的な水漏れする床部は別途相談)
  • 屋外壁 ビル・住宅等の屋外壁部(上裏部は別途相談)
  • 屋外床 ビル・住宅等の屋外床部及び、土足で歩行し水濡れがある、もしくは雨水等が持ち込まれる床部

については、デザイン上のポイントとしてタイルを目立たせる使い方と目立たせない使い方があります。
これについてはあくまでお施主様のご希望次第です。
海外の施工例にもよくありますが、タイルを主役として目立たせて視線をタイルに持っていかせる使い方と
タイルは控えめにおとなしい色使いにして周りのインテリアの引き立て役にする使い方があります。
どのタイルにするか決められる前に、是非、実物サンプルにて質感や色などをご確認ください。
「サンプル請求はこちら」「カタログ請求はこちら」
タイルの周りに使われる建材のサンプルを入手できるのであれば、タイルとそれらを並べて検討されることも是非お勧めします。

目地の色

目地の色については、同じタイルでも目地色を変えると印象が変わります。
同製品に白目地と黒目地を入れてみました。

BW-1B 丸万商会 モザイクタイル

白目地

黒目地

白いタイルに白目地というのは清潔感あふれ古典的な手法です。
黒目地の方は白目地と比較するとタイルの輪郭がでて、ハッキリした印象になりますね。このように黒目地にしてタイルとコントラストをつけるのもおしゃれです。
一般的には、タイルと同系色の目地色にすると、タイルと目地とが一体となって面における統一感が出ます。
最近は目地の色も豊富になっており、シンプルなデザインのタイルでも目地色で個性的な空間も演出できます。

大きさと形

大きさと形については、お好みです。

タイルにも流行があります。流行している大きさや形が数年後にはトレンディでなくなっていることも十分あり得ます。
ですが、タイルは半永久的に使用できる優れた建材です。
改装・改築しなければ、一旦施工されたら手を加えることはないはずですから、好きな色、形、大きさをお決めください。
タイルのメリットは、多種多様な選択肢があることです。
色と形の組み合わせ、形と形の組み合わせ、サイズ違いの組み合わせ、など、オンリーワンのタイル選びを楽しんでいただけることと思います。

大きさについて補足ですが、基本的には狭い面積には小さなタイルが活躍します。狭い場所に大きなタイルを使うと
タイルを大きくカットしなければならず無駄が生じますし、必要以上のタイルを購入しなければならないことになります。
小さなタイル(モザイクタイル)は、その点ではカットなく納めることもできますし、丸みのある場所に合わせやすく、小さなお子様が使われる場所にはお勧めです。

何十年も付き合うことになるタイル。どのタイルにするか、いろいろと迷われること思います。
ご質問等、お気軽にお寄せください。「お問い合わせはこちら。」
タイルのある空間が皆様にとってより気持ちの良い場所になるように、お手伝いしたいと思っています。

掃除・メンテナンスはどのようにすればよいですか。
タイルは汚れや傷に強いという特性を持っているため、お手入れがとても簡単です。

キッチン

キッチンバックの汚れは、料理の際の飛び跳ねた油や調味料、洗い水の飛沫などの付着汚れです。時間の経過・熱などで変質、硬化し、落ちにくくなります。

【お掃除方法】
通常は水ぶきで十分落とせますが、こびりついた汚れは中性洗剤を薄めて柔らかいスポンジなどでこすり洗いをしてください。

バス・洗面

バス・洗面の汚れは、脂質や垢、石鹸カス、シャンプーや、湯垢などを付着したまま放置することによるカビやぬめり汚れです。
注)※塩素系洗浄液と酸性洗浄液は合わせて使用しないでください。
研磨粒子の入った洗剤やスポンジがあるので、目立たない所で確認してから使用してください。

【お掃除方法】
バス・洗面用の中性洗剤を使用し柔らかいスポンジやブラシで洗ってください。

屋内床

屋内床の汚れは、人の皮脂や生活で発生する埃などの汚れです。

【お掃除方法】
目地に沿って床のほこりを掃除機・雑巾などで拭きとってください。
汚れが落ちない場合は、拭き掃除用の中性洗剤・アルカリ性洗剤を薄めたスポンジなどで軽くこすりながら汚れを落とし、雑巾で洗剤をしっかり拭き取ってください。
注)※床の汚れはほこりを取ることが肝心です。 ほこりが残ったままだとカビが生えることもあります。

目地床

目地のカビ汚れについては、特にお風呂場など湿気の多い場所で換気が悪かったり、皮質や石鹸カス、シャンプーなどが付着したまま放置したことが原因となり発生します。
目地に水分が付着しているとカビの原因となるため、水気を取ることでカビを防止できます。

【お掃除方法】
目地には汚れがしみこみやすい為、汚れたらすぐに拭き取ってください。
目地に汚れが付着し落としにくい場合は、漂白殺菌作用のある塩素系漂白剤を水で薄めたものを使用することで汚れを落とせます。
ただし、原液は目地を痛めてしまうので薄めて使用することを勧めます。
※弾性目地をご使用の場合はたわしなどでゴシゴシとこすらないでください。こすることで傷をつける可能性があります。
スポンジなど軟らかい素材でお手入れしてください。

引用: 一般社団法人全国タイル業協会/全国タイル工業組合 HP 「よくある質問」お手入れ編