ブルーとグリーン 2020年試作いろいろ

今年のことは今年の内に。というわけで、今年の試作からブルーとグリーン系をピックアップしました。プールタイルもたくさん作りましたが、まずは内装タイルだけに絞りました。

この中には、色の管理が難しいものも結構あります。私たち業界ではそういうものを「色がぶれる」と表現します。日本には四季があり、夏と冬では大変な温度差があります。多治見は、夏は全国トップを競う暑い土地です。外気温や気圧に窯の内部も影響を受け、燃焼カーブが変わってしまいます。それゆえ、年間を通して、窯の中の燃焼カーブを美しく揃えるには熟練の技がいります。工場によって異なりますが、窯のピークの温度は1,260度から高くなる場合もあります。1,260度というのは木造家屋が火事で燃え尽きる温度です。そのような高温にさらされ続ける窯自体の管理も大変です。

私たちのタイルは季節、生産時期に影響を受けますし、そもそも土も釉薬も天然のものですから、人間の数値的な管理の及ばないところでタイルが焼きあがってくるわけです。1枚1枚の試作が大変貴重で、愛着を感じます。タイルの生産はとても奥が深いです。

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