ブログ

建築視察に行ってきました。

今年度も全国タイル工業組合小部会が主催を行う建築視察へ参加させて頂きました。
今回は徒歩と路面電車を使い下記のようなルートで各所へ訪れました。

ー視察ルートー
自由学園明日館→鬼子母神堂→雑司が谷旧宣教師館→池袋サンシャインシティ陶板レリーフ→ハレザ池袋→東京ミッドタウン八重州。

今回は初めの三拠点(自由学園明日館、鬼子母神堂、雑司が旧宣教師館)は割愛しており、タイルが使用されていた場所をご紹介しておりますが、三拠点とも当時の生活が見える建物やその見た目の迫力に圧倒される場所ばかりでした。是非、訪れてみてください。

「江戸の四季」
初めにご紹介するのが、池袋サンシャインシティの外に突如現れる陶板レリーフ、「江戸の四季」です。          

その大きさからなる迫力と釉薬の発色による光沢や、美しい色幅に魅了される作品になっていました。既に躍動感と重厚感が伝わってきます。大きさは高さ3m長さ14mにもなります!
近づいて見ると。。。

ツルツルと光る釉薬と色のムラが迫力を生み出しています。「江戸の四季」は1978年に制作され、これまでサンシャインシティの地下1階で飾ってありましたがリニューアル(2016年)と同時に移行したそうですが、この釉薬と当時のまま残る躍動感が維持されていることが「半永久」と言われるタイルの魅力を感じます。

「ミルチス・マジョル」
次に訪れたのが、ハレザ池袋B棟にあり多色多形状のタイルとガラス部で構成された全長136mのミルチス・マジョルです。

同じ大きさで焼きあがらないタイルの特性がある中で、タイル間の隙間が真っ直ぐ伸びており、全体で見ても美しいですね。こちらも、近づいて見てみると。。

色のムラがあるもの、貫入が入っているもの、中には無釉のタイルもありました。
全体で見たとき、近づいて見た時で発見できることが違うのもタイルの魅力ですね!

「東京ミッドタウン八重洲」
最後に訪れたのが、東京ミッドタウン八重洲、地下1階のレストラン街に並ぶお店に貼られているタイルです。

遠くから見ると色のムラが分かりやすいですね。温かみを感じます。
近くで見てみると、目地の色がより温かさを出していることが分かります。


こちらは「和」をイメージしやすい形状と色使いで作り込まれており、こだわりが感じられますね。
タイルそのものではなく、空間を作り上げていると感じられる施工例です。

ー終わりにー
今回も、様々な用途で使用されるタイルを見てきましたが「タイル」を意識して歩いてみると、タイルが如何に私たちの生活を彩っていて、欠かせない建材ということを感じました。タイル独特の焼物感や釉薬が出す魅力は、他では再現できない唯一無二の存在ではないでしょうか。そして、丸万としてもより皆さんの空間を彩る魅力的なタイルを開発していきたいと思います!

関連記事一覧

ショールーム リニューアルオープン 平日9:00~17:00 (12時~13時は休憩)

タイルクラフト目地入れの手順